2025年9月3日、タイ・バンコクで行われた女子バレーボール世界選手権準々決勝で、日本(世界ランク4位)はオランダ(同8位)に3-2(20-25、25-20、22-25、25-22、15-12)で勝利しました。第4セット終盤に主導権を奪い返し、最終セットでは終盤の連続得点で突き抜け、2010年銅以来、15年ぶりの表彰台獲得が現実味を帯びてきました。
試合の流れ
第1セット:序盤はオランダの高さある攻撃に苦戦
試合は序盤からオランダの高さある攻撃に苦しめられ、日本は20-25で第1セットを落としました。18-18の同点から追い上げる場面もありましたが、終盤に連続失点で先手を奪えませんでした。
第2セット:“8連続ポイント”で流れを引き戻す
第2セットは序盤10-10で拮抗する展開でしたが、宮部藍梨選手(姫路)のサービスエース、和田由紀子選手(NEC川崎)の強打などで連続得点を重ね、8連続ポイントを奪取。石川真佑選手(イゴール・ゴルゴンゾーラ・ノヴァーラ/イタリア)の鋭いスパイクも決まり、25-20でセットを奪い返しました。
第3セット:崖っぷちからの逆転準備
第3セットでは追い上げる場面もありましたが、中盤に最大6点差まで離され22-25でセットを失いました。崖っぷちからの逆転に向けて、チームは集中力を切らさず試合を進めました。
第4セット:リードチェンジが試合の分岐点
第4セットは10-11から佐藤淑乃選手(NEC川崎)のアタックで同点に追いつき、宮部選手のサービスエースや島村春世選手の移動攻撃で連続得点を重ねました。終盤の集中力で25-22と勝利し、勝負は最終セットへ持ち込まれました。
最終セット:ギアチェンジで日本が抜け出す
最終セットは3失点スタートで劣勢となりましたが、11-11から石川選手と和田選手が連続得点で主導権を奪取。最後のラリーを取り切って15-12で締め、準決勝進出を決めました。
試合の山場3つ

- 第2セット中盤の8連続ポイントで流れを引き戻した
- 第4セット終盤の5連続得点でリードを奪った
- 最終セット11-11からの3連続得点で勝ち越し
戦術面では、サーブで相手のリズムを崩す作戦や石川選手のハイセット打ち切り、宮部選手のサービスで生まれたブレイクなど、独自の工夫が勝利に直結しました。
和田27、石川25—終盤の決定力が勝敗を分けた
得点では和田由紀子選手がこの日最多の27点を記録し、石川真佑主将が25点で続きました。佐藤淑乃選手は13点、宮部藍梨選手は要所でブロックやサービスエースを決めるなど、チーム総力での勝利でした。
準決勝はトルコと対戦(9月6予定)
女子日本代表は1次リーグで前回女王セルビアを破るなど快進撃を続けています。準決勝の相手は9月4日にトルコ(世界ランキング5位)に決定(準々決勝の米国対トルコの勝者)。選手たちは「チーム全員で勝ちにいきたい」と意気込み、悲願の表彰台、さらには金メダルも視野に入れています。
テレビ中継は9月6日(土)午後5時からTBS系列で放送されます。
世界ランキング(9月2日時点 上位)
1位 イタリア(476.13)
2位 ブラジル(427.97)
3位 ポーランド(365.21)
4位 日本(355.72)
5位 トルコ(349.97)
6位 アメリカ(343.98)
7位 中国(337.02)
8位 オランダ(271.16)
まとめ
日本はオランダとの準々決勝をフルセットで制し、15年ぶりのメダル獲得に大きく前進しました。和田由紀子選手は27得点の大活躍を見せ、石川真佑主将も25点をマークしてチームをけん引しました。準決勝ではトルコと対戦する予定で、歴史的快挙をかけた大一番に、期待が高まります。


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